連立方程式物語プロローグ

こんにちは。every志免南里の教室長の岩永です。
今朝の朝刊にeveryの広告が入っています(校舎周辺地域限定)。印刷等にかかる時間との兼ね合いで、非常に残念ながら今回の定期テストにおけるみなさんの素晴らしい結果は載せられませんでしたが、昨年度一年間で優秀な成績を収めた生徒たちの写真をたくさん載せています。みんないい笑顔です。塾生以外の方にもeveryの楽しい雰囲気が伝わる広告となっています。是非ご覧になってください!夏期講座新規生の受付も本格的に開始します。席に限りはありますが、クラスのお友達やご近所のお子様をどしどしお誘いください!

 

さて、6年前に作った夏期講座用中2数学の宿題の物語は「翔子さんが想いを寄せる大祐君は実は由紀さんのことが好きで、でも由紀さんは実は大祐君を恨んでいて・・・」という内容でした。そこで塾で毎回行う確認テストも「なぜ由紀さんは大祐君に恨みを持ったのか」をテーマに物語を作成することにしました。お盆明けの塾の授業日数は8日。よって問題は8回分。連立方程式の文章題は「買物(合計いくつ)」「買物(組み合わせ)」「移動」「整数」「増減」の5種。宿題が「移動」である日の翌日のテストは「移動」の問題でなくてはなりません。そのような制約のなか作ったのが、以下の「連立方程式物語プロローグ」です。

 

【8月16日分テスト】
小学校で飼っていたうさぎが誰かにいたずらをされ足をけがして弱っていた。飼育委員の由紀さんはうさぎを家に持ち帰り看病することにした。翌日由紀さんはペットショップで1袋500円のえさAと1袋300円のえさBを合わせて7袋買い,代金2500円を払った。由紀さんはAとBのえさをそれぞれ何袋買ったか求めなさい。  

 

【8月17日分テスト】
弱っていたうさぎはえさを与えても3日間は全く食べようとしなかったが,4日目に由紀さんの願いが通じたのか,うさぎは初めてえさを口にした。その日一日でうさぎは1個0.7gのえさAと,1個1.2gのえさBを合わせて8個,計6.6gを食べた。その日うさぎはえさAとBをそれぞれ何個食べたか求めなさい。喜んだ由紀さんはうさぎに「ウサコ」と名前をつけた
 
【8月18日分テスト】

小学生の大祐君は,ある日家の庭の木の枝に足をけがした小鳥がひっかかり動けなくなっているのを見つけた。小鳥を助けようとしたが,背が低い大祐君は背伸びしても小鳥にはほんの少し届かなかった。そこで足元に大きな本を何冊か重ねて台を作ることにした。百科事典3冊と週刊誌2冊を重ねた台は11cmの高さになり,百科事典2冊と週刊誌4冊を重ねた台は10cmの高さになった。百科事典と週刊誌の1冊の厚さをそれぞれ求めなさい。大祐君が助けた小鳥は鷹の幼鳥だった。  

 

【8月20日分テスト】
大祐君が助けた鷹の幼鳥は翼をけがしていたため,50km離れたところにある動物病院に連れて行くことにした。家からバス停まで歩き,動物病院前のバス停で降りるまで,バスの待ち時間をのぞいてちょうど2時間かかった。バスの速さを時速32km,歩く速さを時速4kmとして,大祐君がバスに乗っていた距離を求めなさい。大祐君は鷹に「タカスケ」と名付け,元気になるまで家で育てることにした。
 
【8月21日分テスト】
由紀さんの看病で「ウサコ」の足はしだいによくなり,最近では家の中を歩いたりはねたりするようになった。ある日由紀さんは長さ8mの家の廊下の端から端までどれくらいの時間でたどり着けるかを計ってみた。初め秒速10cmで歩いていたウサコは途中から急に秒速50cmの速さでぴょんぴょんと跳ね,ちょうど1分で端から端までたどり着いた。ウサコが歩いた距離と跳ねた距離をそれぞれ求めなさい。元気に跳ねるウサコを見てうれしくなった由紀さんは一生ウサコを飼おうと決心した。
 
【8月23日分テスト】
幼鳥とはいえ鷹は鷹,えさは牛肉だ。えさの牛肉代のため大祐君のこづかいも削られたがしかし「タカスケ」は翼の傷も治って成長し,体重も初めて拾ったときから54g増え本当に「鷹」らしくなった。タカスケの現在の体重は,大祐君が初めてタカスケを拾ったときの体重のちょうど十の位と一の位を入れかえた数値になっており,その一の位と十の位の数字の和は12になる。タカスケの現在の体重を求めなさい。ある夜大祐君のお父さんが言った。「そろそろタカスケを自然に帰してあげないと,タカスケは自分の力でえさを捕れなくなってしまう」その日タカスケがえさの牛肉を食べ終えて鳴いた声が,大祐君には「今まで育ててくれてありがとう」と言っているように聞こえた。  

   

【8月24日分テスト】
由紀さんのウサコは足のけがも完治し,食欲も増した。ちょうどひと月前,ウサコはえさAとBを合わせて16個食べたが,今日のウサコが食べたえさは,えさAの個数が80%増え,えさBの個数が50%増え,全部で27個だった。今日ウサコが食べたえさAとBの個数をそれぞれ求めなさい。ある日担任の先生が,元気になったウサコを学校に戻すよう由紀さんに言った。そうだった。ウサコは由紀さんのものではなく学校のものだった。でも学校に戻したらまた誰かにいたずらされウサコがけがをするかも知れない。由紀さんは数日悩んだあげく,ウサコはいつの間にか逃げ出したということにして,自然に帰してあげようと決心した。ウサコとの最後の夜,由紀さんはウサコと一緒に寝た。ウサコを抱きながら一晩中泣いた。

 

【8月25日分テスト】
日曜。由紀さんはウサコを抱え山の中腹にある野原にいた。「さよなら」と声をかけ,ウサコを放した。ウサコは広々とした野原が嬉しいのかぴょんぴょんと跳ね回った。大祐君はタカスケを連れて電車とロープウェイで山の頂の展望台までやって来た。去年父とここへ来たときは電車とロープウェイで合計1100円かかったが,あれから電車賃は20%値上がりしロープウェイの料金は10%値下がりし,今日は1110円かかった。自分でえさを捕れない鷹はそのまま飢え死にする。「これからは自分の力でえさをとるんだぞ」大祐君は展望台からタカスケを空に放した。タカスケはすっかり立派になった大きな翼を拡げ空に大きな円を描いた。その姿を大祐君は双眼鏡で追った。ふと,タカスケが急降下を始めた。野原すれすれまで降りてきたタカスケは走り回る一匹のうさぎを一瞬でしとめた。タカスケが自分の力でえさをしとめたのだ。その瞬間2人の小学生が声を上げた。一人は最高の喜びの声を。一人は心の底からの悲鳴を。だが,あまりに遠く離れた2人の声はお互いの耳には届かず,お互いの気持ちを知ることはなかった。
大祐君がその日支払った電車賃とロープウェイの料金をそれぞれ求めなさい。

 

 

ちなみに大祐君と由紀さんと翔子さんは、今年24歳になる9年前の僕の生徒です。大祐は東京工業大学の大学院生としてこの間は1週間インドネシアに渡り測量・調査を行っていました。由紀はこの春から看護士として手術部へ配属となりました。翔子は・・・・・・翔子、今何やってる?

 

 

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