織姫と彦星は会いすぎ?

こんにちは。志免南里校の教室長の岩永です。

  

数年前、まだ僕がeveryの前身の塾にいた頃の話です。授業の休み時間に社会科担当のT先生が生徒たちと七夕にちなんだ織姫と彦星の話をするのを、僕はパソコン仕事をしながら横で聞いていました。

T先生「織姫と彦星って年に一回しか会えんって言っとるけど、地球が誕生して現在まで約45億年の間にどれくらい会っとるかって計算したら45億年 × 1/365でおよそ1233万年分も会っとることになるんだ。実は結構な時間会っとるんだわ」

慌てて「いや、その比較はおかしいでしょ」と突っ込みました。「100年弱しか生きない人間と、数十億年も生きている星にとっての1年の価値は同じじゃないから比べるなら一生の時間のうちのどれくらい会ってるのかを比べるべきでしょ。でもそれで計算してもやっぱり365日に1回やから会ってるのはやっぱり生涯の365分の1よね」
T先生は「そうですね」と苦笑いしていましたが、もしかしてこんな穴だらけのうんちくにダマされて感心している人が他にもいるのだろうかと帰宅後ネットで検索したら、次のようなタイトルの某総合掲示板のスレッドを見つけました。

  

「織姫と彦星は1年に1回しか会えないと言われているが、人間の人生に換算すると7秒に1回会ってる」

   

読んでみました。

   

彦星(アルタイル)の年齢は10億年。織姫(ベガ)の年齢は3億5000万年。ベガを例に取ると3億5000万年の中で1年というのは、人間に換算すると80年の人生で7秒でしかない。 だから「1年に1回しか会えなくてかわいそう」ではなく「7秒に1回も会ってて会いすぎだろ」ということになります。

  

なるほどちゃんと人間の年齢に換算しているところまではいいのだけれど・・・。誰も突っ込んでいませんでしたが、この理論にも明らかな数字のごまかしがあります。

365日に一回と7秒に一回だと確かに7秒に一回の方が頻繁に会っているような気がしますが、だまされてはいけません。この場合「一回で会う時間」が両者で大きく異なります。例えば仮に織姫と彦星が年に一回6時間だけ会えるのだとすると、これは月に30分、一日に1分だけ会うのに相当します。7秒に一回ってのは即ち7秒毎に0.0048秒だけ会うということになるのです。

  

そんなもの、会える会えないの話以前に見えません

  

  

every

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